排泄物語

数覚の授業とチャイム

投稿者: 学校シチュエーション・エピソード集(女性編10選)1分で読めます閲覧 1,0754.7(6件)

高校2年の初夏、私は5時間目の退屈な選択授業を受けていた。 最初の異変は、授業が始まって20分ほど経った頃の、下腹部への鋭い刺激だった。 「次の休み時間まであと30分もある……」 昼食に食べた辛いラーメンが、極度に冷房の効いた教室の中で牙を剥き始めたのだ。

最初は単なる一時的な腹痛だと思い、深く呼吸をして波が去るのを待った。しかし、無情にも第二波の猛烈な便意が下腹部を激しく襲った。 冷たい汗が額からタラリと流れ、全身に鳥肌が立つのを感じる。 授業を担当する教師は規律に厳しく、授業中のトイレ退出を極端に嫌うことで有名だった。

「ここで手を挙げたら、クラス全員の注目を浴びる……」 恥ずかしさと焦りから、心臓が爆発しそうなほど高鳴り始める。 制服のプリーツスカートの下で、両足をぎゅっと交差さえるようにして括約筋を極限まで締め付けた。 お腹の奥がゴロゴロと音を立てるたび、頭が真っ白になり、教科書の文字が滑って全く頭に入ってこない。

限界が近づくにつれ、椅子に腰掛けていること自体が困難になっていった。 お尻の筋肉を限界まで締めつつ、少しでも圧迫を逃がすために腰を浮かせ、身を捩る。 「神様、チャイムを早く鳴らしてください……」 涙目で時計の針を見つめるが、時間は信じられないほど遅く進む。括約筋が悲鳴を上げ、決壊寸前の水門のように今にも熱いものが漏れ出しそうだった。

ついに我慢の限界を悟り、私は震える手を小さく挙げた。 「すみません、体調が悪くて……」と蚊の泣くような声で告げると、教師の許可を待たずに教室のドアを開けて廊下へ飛び出した。 廊下を早足で歩く間も、一歩ごとに波が襲い、冷や汗を流しながらトイレの個室に滑り込んだ。

個室の鍵を閉め、便座に座った瞬間のあの全身の余分な力が抜ける感覚。 今でも授業中のあの静まり返ったチャイムの音を聞くたび、あの日の冷や汗と、壊れそうだった自分自身の限界を思い出して股の奥がキュンとなる。

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