排泄物語

終わらない経営会議での攻防

投稿者: ランダムテーマ エピソード集(エピソード51〜100)2分で読めます閲覧 4714.0(2件)

秋の午前10時過ぎ、防音設備が施された本社の重厚な役員会議室でのことだ。私は重要なプロジェトのプレゼンテーションを担当しており、役員たちが居並ぶ張り詰めた空気の中で説明を行っていた。冷房と緊張のせいか、室内の空気はひどく乾燥しており、私の喉はカラカラに乾ききっていた。

最初の異変は、プレゼンの開始から30分が経過した頃に訪れた。お腹の奥がギュルギュルと鈍く鳴り、直後に冷たい汗が背中を伝った。昨夜食べた脂っこい中華料理と、今朝流し込んだアイスコーヒーが完全に胃腸を直撃したのだ。

私は濃紺のビジネススーツに、上質な白いシルクのブラス、そして黒のタイトスカトを履いていた。髪は低い位置できっちりとポニテールにまとめ、耳元には控えめなパールのピアスが揺れていた。しかし、突如襲ってきた猛烈な便意の第一波により、額からは脂汗が吹き出し、完璧に仕上げたはずのファンデーションがじわじわと崩れ始めるのが自分でも分かった。プレゼン用のリモコンを握る指先は小刻みに震え、手のひらは冷や汗でベタついていた。

机の下では、ベージュのストッキングに包まれた両脚を隙間なく交差させ、5センチのヒールを床に押し当てるようにしてお尻の筋肉を極限まで締め付けていた。

便意の波は一定ではなく、一時的に引いたかと思えば、すぐに前よりも凶悪な第二波となって下腹部を襲う。役員からの容赦ない質問攻めという社会的な檻が私をその場に縛り付け、逃げ出すことは絶対に許されなかった。「あと5分、このスライドの説明が終わるまで……」と脳内で必死の自己交渉を繰り返し、何度も時間を確認した。お腹の奥で渦巻く決壊寸前の衝動に、内臓が音を立てて悲鳴を上げているようだった。

恥ずかしさと、ここで失敗したら社会的に抹殺されるという絶望的な恐怖で、心臓が口から飛び出そうなほど激しく脈打っていた。

プレゼンが終了し、会議室が解散となった瞬間、私は崩れ落ちそうな膝をなんとか支え、タイトスカートが裂けんばかりの内股のまま、早歩きでフロア奥の女子トイレへと急いだ。個室の便座に滑り込み、限界を超えていた圧力をすべて排出した瞬間の、全身の力が抜けていくような心地よさは言葉にならなかった。

今でも会議室のプロジェトの駆動音を聞くたび、あの時の冷や汗の感触と、必死に太ももを締め付けていた黒いスカートの強張りを思い出して股の奥がキュンとする。

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