排泄物語

体育才の開会式での悲劇

投稿者: ランダムテーマ エピソード集(エピソード51〜100)2分で読めます閲覧 5194.0(4件)

涼しい秋の朝8時40分過ぎ、爽やかな風と強い日差しが差し込む高校のグラウンドでのことだ。私は体育才の開会式に参加しており、全校生徒がクラスごとに整列して直立不動で並んでいた。朝の冷え込みと緊張のせいか、登校直後に冷たいお茶を一気に飲み干したことが完全に裏目に出てしまった。

最初の異変は、校長先生の長い挨拶が始まった瞬間に訪れた。下腹部をきゅーっと締め付けるような、突然の冷たい尿意の第一波だった。

私はクラスでお揃いの赤いTシャツに、濃紺のブルマヌ、そして白いハイソックスに履き古したスニーカーを履いていた。髪は赤いリボンでツインテールに結んでいたが、尿意の波が押し寄せてきた瞬間から全身に鳥肌が立ち、額から冷や汗がにじんでハチマキを濡らした。両手は後ろで組んでいたが、指先は緊張で震え、爪が手のひらに食い込むほど固く握りしめられていた。ハイソックスの下で、両脚をきつく交差させて内ももをすり合わせ、地面の上でカカトを絶えずモゾモゾと動かして耐え忍んでいた。

全校生徒の目の前で、かつクラスの最前列に立っているため、列を抜けてトイレに行くことは強烈な恥ずかしさと注目を浴びるという過酷な社会的檻の中にいた。

校長の話は一向に終わらず、さらに生徒代表の宣誓や準備体操の指示が続く。尿意は容赦なく押し寄せ、息を吸うだけでも下腹部が痛むような第二波、第三波が襲いかかった。膀胱が決壊寸前の風船のようになり、少しでも膝を動かせばその瞬間にすべてが溢れ出してしまうという極限の恐怖が頭を支配した。「宣誓が終わるまで……あと2分……」と脳内で時間を逆算し、必死に耐え忍んだ。

恥ずかしさと漏らしてしまうかもしれない恐怖で、頭の中が真っ白になり、心臓の鼓動が耳の奥で爆音のように鳴り響いた。

開会式が終了し、各競技エリアへと移動が指示された瞬間、私は走ることもできず、内股をぎゅっと閉じたままよろよろと体育館のトイレへと早歩きで駆け込んだ。個室に滑り込み、用を足した瞬間の、脳がとろけるような解放感は一生忘れられない。

今でも秋のグラウンドのホイッスルの音を聞くたび、あの時の冷や汗と、全校生徒の前で必死に足を震わせて耐えていた極限の感覚を思い出して股の奥がすくむ。

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