重要プレゼヌでの攻防
新緑が美しい5月の午後2時過ぎ、大手広告代理店の清潔感のある大会議室でのことだ。私は重要なクライアント企業に向けた大型プロジェクトのピッチコンペに参加していた。室内はエアコンで冷え冷えとしており、競合他社との緊張感漂う空気が部屋中を満たしていた。
……その時、メインプレゼンを担当していた先輩の女性デザイナの様子に異変が生じた。
彼女は28歳の実力派で、グレーのシルクブレザーに、同素材の膝丈タイトスカートを合わせていた。足元は薄手の黒ストッキングに高めの黒パンプスを履き、耳元には知的なシルバーイヤリングが光っていた。普段は堂々と発表する彼女だったが、質疑応答が始まった頃から急に声が上ずり、額や首筋に細かな汗がにじみ始めた。その汗のせいで、綺麗に整えられた目元のメイクが少しヨレているのが傍目からも分かった。プレゼン資料を持つ彼女の手は小刻みに震え、指先が白く強張っていた。
最初は緊張しているのかと思ったが、彼女のスカートの下の動きを見て事情を察した。
クライアントの役員たちからの容赦ない質問攻めという社会的檻の中で、彼女は極限の尿意と戦っていた。タイトスカートの下で、ストッキングを履いた両脚をぴったりと交差させ、内ももをすり合わせるようにして絶えずソワソワと体重を移動させていた。パンプスのカカトを交互に浮かせ、つま先立ちになりながら、お尻の筋肉を固めるように身悶えしていた。彼女の整った顔は苦悶で歪み、唇をきつく噛み締めていた。
その極限の様子を見た瞬間、私の心臓はドクンと激しく脈打ち、彼女のタイトスカートの裾の揺れと、限界を迎えた足元に目が釘付けになった。
尿意は容赦なく彼女の膀胱を刺激しており、質問に答えるたびに、彼女は「はぁ……っ」と浅い呼吸を漏らし、腰を折るようにして耐えていた。見てはいけないと思うのに、私は息を殺し、すぐ目の前で極限の我慢に震える彼女の太ももの震えを見つめ続けていた。
プレゼンが無事に終了した瞬間、彼女は機材の片付けも部下に任せ、内股を引きずるようにして会議室の出口からトイレへと急ぎ足で消えていった。
今でもコンペの緊張感に直面するたび、あの日の彼女の歪んだ表情と、グレーのスカートの中で必死に足を震わせていた姿を思い出して胸が熱くなる。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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