仕事帰りの立ち飲みバーでの悲劇
寒さが厳しい12月の夜9時前、ビジネス街の路地裏にある賑やかな立ち飲みクラフトビルバーでのことだ。店内は立ち飲み客で溢れかえり、大音量のBGMと笑い声が響く中、暖房の効いた空間は人熱気で少し蒸し暑くなっていた。
……その時、入口付近のカウンターで友人を待っている様子の女性が目に入った。
彼女は23歳前後の大学生風で、ベージュのウールコートに、ダークグリーンのニットタイトスカートを合わせていた。足元は黒の厚手タイツに茶色のアングルブーツを履き、髪は緩いウェーブをかけて下ろしていた。彼女の顔は温かい店内であるにもかかわらず、冷たい脂汗で光っており、それがチークやアイシャドウを浮かせ、少しメイクをヨレさせていた。スマートフォヌを片手に持っていたが、もう片方の手でコートの上から股間をギュッと押さえ込んでいた。
最初は寒さで震えているのかと思ったが、彼女の足元と表情の歪みを見て事情を察した。
友人が大幅に遅刻しているらしく、さらに店内にある唯一のトイレは故障中で使用禁止になっていた。周囲の公衆トイレも遠く、その場を離れられない檻の中にいた。彼女はブーツの中で両脚をきつく交差させ、内ももをすり合わせるようにして小刻みにジタバタとステップを踏んでいた。カカトを浮かせ、お尻の筋肉を固めるように身悶えしていた。
その極限の様子を見た瞬間、私の胸はドクンと激しく鼓動し、彼女のニットスカートの揺れと、限界を迎えた足元に目が釘付けになった。
尿意は波のように彼女を襲っており、時折「はぁ……っ」と熱い吐息を漏らし、腰を折るようにして耐えていた。見てはいけないと思うのに、私は息を殺し、すぐ目の前で極限の我慢に震える彼女の太ももの震えを見つめ続けていた。
ついに耐えかねたのか、彼女はスマホをポケットに押し込み、コートの前をギュッと握りしめながら、外の極寒の路地へと小走りで疾走していった。
今でも冬の立ち飲みバーの賑やかな音楽を聞くたび、あの日の彼女の歪んだ表情と、ニットスカートの中で必死に足を交差させていた姿を思い出して胸が熱くなる。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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