就職活動の集団面接での悲劇
新年度が始まったばかりの4月の午前10時半過ぎ、大手商社のスタイリッシュな面接控室でのことだ。室内はエアコンで少し肌寒く、窓からの明るい日差しが、就活生たちの張り詰めた表情を照らし出していた。
……その時、私の隣に座っていた女子学生の異変が目に入った。
彼女は21歳前後の現役の大学生らしく、真新しい紺のリクルトスツに、白いレギュラーカラーのブラウス、そして膝丈のタイトスカートを合わせていた。足元はストッキングに黒のパンプスを履き、髪は後ろで綺麗にまとめていた。彼女の顔は少し青白く、額には細かい汗がにじんでおり、それがファンデーションを少しヨレさせていた。膝の上に置いたクリアファイルを両手で下腹部に強く押し当てるようにし、肩をすくめて耐えていた。
最初は緊張しているだけかと思ったが、彼女の足元と表情の歪みを見て事情を察した。
面接が始まる直前であり、ここで離席すれば評価に大きな悪影響を及ぼすという強い社会的檻の中に彼女は囚われていた。彼女はパンプスの中で両脚をきつく交差させ、内ももをすり合わせるようにして小刻みにジタバタとステップを踏んでいた。カカトを浮かせ、お尻の筋肉を固めるように身悶えしていた。
その極限の様子を見た瞬間、私の胸はドクンと激しく鼓動し、彼女のタイトスカートの裾の揺れと、限界を迎えた足元に目が釘付けになった。
尿意は波のように彼女を襲っており、時折「はぁ……っ」と熱い吐息を漏らし、腰を折るようにして耐えていた。見てはいけないと思うのに、私は息を殺し、すぐ隣で極限の我慢に震える彼女の太ももの震えを見つめ続けていた。
ついに面接が終了した瞬間、彼女は挨拶もそこそこに立ち上がり、不自然な内股のまま、廊下の奥のトイレへと小走りで疾走していった。
今でも面接の緊張感を感じるたび、あの日の彼女の歪んだ表情と、スカートの中で必死に足を交差させていた姿を思い出して胸が熱くなる。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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