排泄物語

桜の舞う混雑した公園

投稿者: エピソード101-1501分で読めます閲覧 2,4654.8(22件)

春爛漫の4月の午後1時過ぎ、私はサクラの名所として知られる広大な都立公園にいた。お花見シーズン真っ只中で、園内はレジャーシートを広げた花見客や観光客で足の踏み場もないほどごった返していた。最初の異変は、満開の桜並木を友人と歩いている途中の、下腹部に走ったゴロゴロという不穏な音と急激な腹つうだった。

「お花見の雰囲気を壊したくないし、もう少し歩けば別のトイレがあるはず」と自分に言い聞かせたが、冷たい風がスカートの下に吹き込み、便意は急激に加速していった。

私はその日、春らしい薄手の白いフレアスカートに、パステルピンクのカーディガン、パンプスを履いていた。髪は綺麗にハーフアップに結び、春らしいメイクをしていた。しかし、腹痛の第一波が襲った瞬間、全身から冷や汗が噴き出し、背中が凍りつくように冷たくなった。顔の血の気は完全に引き、きれいに塗ったファンデーションが冷や汗で崩れていく。私は歩きながら両脚をきつくクロスさせ、内ももをすり合わせるようにお尻の筋肉を限界まで引き締めた。

公園内のすべてのトイレには信じられないほどの長い行列ができており、逃げ場はどこにもない。もしここで決壊すれば、私の社会的な死を意味する。その恐怖から、心臓は早鐘のように激しく打ち鳴らされ、息を吸うことすら困難になっていた。お腹の中で暴れる便意の波は、もはや誤魔化しの利かない第三波に達しており、下腹部をカバンで隠しながら、上体を深く折り曲げて耐えるしかなかった。

恥ずかしさと、いつ決壊してもおかしくない極限のスリルに、頭の芯がカッと熱くなっていくのを感じていた。

ようやく見つけた仮設トイレの最後尾に並んだが、前の人がなかなか出てこない。私は両手でお腹を押さえ、膝をガクガクと笑わせながら、涙目で順番を待った。個室に滑り込み、温かいものが一気に解放された瞬間のあの全身の力が完全に抜けていく解放感。今でも満開のサクラを見るたび、あの時の冷や汗の感覚と、壊れそうだったお尻の激痛を思い出して胸がキュンとする。

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