排泄物語

ビアガーデンの熱気と行列

投稿者: 生成エピソード集(エピソード151〜170)2分で読めます閲覧 5034.7(3件)

うだるような暑さが残る7月の金曜日の夜9時前、都内のビル屋上にある賑やかなビアガーデンでのことだ。ビールジョッキが交わされ、バーベキューの煙が漂う中、女子トイレの前には10人以上の行列ができていた。 私は連れの女性を待つ間、少し離れた通路の端からその様子を眺めていた。 ……その時、列の中ほどに並んでいた女性が目に入った。

彼女は20代半ばほどの、薄いイエローのノースリーブワンピースを着た上品な女性だった。足元は白いストラップサンダルを履き、髪は綺麗にカールされたミディアムヘアで、ゴールドの細いネックレスがデコルテで輝いていた。しかし、その輝きとは裏腹に、彼女の表情は限界の便意によって強張っていた。 彼女はスマホを握りしめたまま、ワンピースの裾をギュッと掴み、下腹部を押し潰すように体を丸めていた。

サンダルを履いた彼女の脚は、内ももをすり合わせながら小刻みにステップを踏み、膝が内側に折れ曲がっていた。 「早くして、本当に死にそう……」と、彼女は青ざめた顔で隣の同僚らしき女性に訴えていた。 同僚は忙しいて対応に追われるように周囲を気にしていたが、彼女の限界は誰の目にも明らかだった。 メイクは暑さと便意の冷や汗でぐずぐずに崩れ、額に貼り付いた前髪が彼女の焦燥を際立たせていた。

彼女は冷たいビールと肉の油のせいで急激に悪化した激しい便意の波と戦っていた。 周囲には多くの客がおり、列を乱すこともできず、その場に留まるしかない。 便意の大波が襲うたび、彼女は「くっ……」と呻き、サンダルの踵を浮かせてお尻の括約筋を極限まで締め上げていた。

見てはいけないと思うのに、私は彼女のワンピースの下で強張る太ももの震えと、必死に耐えている様子から目が離せなくなった。 心臓が激しく脈打ち、手のひらに汗をかく。 もしこの華やかな場所で決壊してしまったら……そんな後ろめたい高揚感が頭をよぎり、耳の奥が熱くなった。

「もう、歩けない……っ」 ついに彼女は列の途中で立ち止まり、両手で股間を押さえるようにしてその場にうずくまってしまった。 友人が慌てて肩を支え、列の先頭の人に交渉して彼女を順番待ちの先に通した。 彼女は友人に支えられながら、腰を引きずり、走るるように個室へと消えていった。 今でもビアガーデンの賑やかな音楽を聞くたび、あの熱気の中で限界の姿勢で耐えていた彼女の黄色いワンピースと、あの瞬間の高揚感を鮮明に思い出す。

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― この話は、これにて ―

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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