クラブのVIPルームの長い夜
重低音のスピーカーが床を揺らす週末の深夜1時、私は都内のクラブのVIPルームで行われていたファッション業界のイベントに参加していた。薄暗いフロアにはカラフルなネオンが走り、お酒と香水の匂いが入り混じる熱気が漂っていた。 最初の異変は、業界の重鎮たちの乾杯の挨拶の最中だった。 冷たいモエ・エ・シャンドンを数杯一気に飲み干した私の下腹部に、ゴロゴロと不穏な激痛が走った。
「うそ、こんなタイミングで……」 私は背中を一気に駆け下りる冷たい汗を感じた。VIPルームは出入りが厳しく制限されており、トイレに行くには大混雑の一般フロアの長い廊下を通らなければならない。さらに、今ここで会話を中断して中座するのは、せっかくのネットワークの機会を台無しにする可能性がある。その社会的なプレッシャーが、私をソファーの上に縛り付けていた。 私はブランドものの黒いタイトミニワンピースの中で、太ももをきつく擦り合わせ、お尻の括約筋を極限まで締め上げた。
便意の波は容赦なく、そして凶暴に押し寄せる。 私はハイヒールを履いた足を組み替え、膝を強く擦り合わせることで便意を逃がそうとした。 しかし、大音量の音楽が下腹部の振動をさらに刺激し、便意は間隔を縮め、より鋭い痛みを伴うようになっていく。 メイクはフロアの熱気と冷や汗で崩れ始め、額の汗で前髪がはりついていた。 「あと5分、この話が終わるまで……」と脳内で必死の自己交渉をくり返すが、お腹の激痛は激しさを増し、足元ががくがくと震え始めた。 騒がしいい音楽の陰で、私の呼吸は浅く荒くなり、心臓が壊れたように早く打ち鳴らされていた。 漏れそううという恐怖が頭を支配し、顔からは血の気が引いて真っ白になっていた。
「少し失礼します……」 私は限界に達し、周囲の呼び止めを無視してソファーから立ち上がった。 立ち上がった瞬間、下腹部に最大級の激痛が走り、腰が引けた不自然な姿勢のまま硬直した。 なんとか一般フロアの人波を押し分けるようにして、お尻をかばいながら女子トイレへと急いだ。 個室に入り、ドアを閉めて便座に滑り込んだ瞬間の、あの全身がとろけるような解放感は一生忘れられない。 今でもクラブの重低音を聞くたび、あの限界の焦燥とスリルの感覚を思い出して股の奥がキュンと引き締まる。
---
― この話は、これにて ―
この話を評価する
平均 4.0(3件)
※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
この話の続きは映像で——実写の脱糞・スカトロ作品を価格比較
価格比較・レビューは姉妹サイトScatSearchで(PR・アフィリエイトリンクを含みます)
「生成エピソード集(エピソード151〜170)」の他の話
密室会議の冷や汗
秋も深まる10月の午後3時、私は自社の役員も出席する重要な新プロジェクトのプレゼン会議に出席していた。進行を務める私の目の前には、重苦しい空気が流れる長テーブルが広がっている。 最初の異変は、会議が始まって30分が経過した頃だった。下腹部の…
夕暮れのトラックと消えた灯り
肌寒い10月の夕方5時半、私は部活動の自主練で高校のグラウンドの隅にある倉庫の陰にいた。周囲は夕闇が迫り、秋の冷たい風が吹き抜けていた。 ……その時、グラウンドの端をランニングしていた陸上部の女子生徒が、急に立ち止まったのが目に入った。 彼…
雲の上のフライトとシートベルトサイン
乾燥した冬の午後3時半、私は沖縄からの帰路にある旅客機の機内にいた。週末の機内はほぼ満席で、窓の外には果てしない雲海が広がっていた。 最初の異変は、着陸に向けた降下体制に入り、「シートベルト着用サイン」が点灯した直後のことだった。 下腹部に…
冬の並木道と消えたイルミネーション
凍てつくような12月の夜8時前、都内にある有名なイルミネーション並木道の近くの公園でのことだ。周囲は光り輝く青いライトアップを楽しむ多くのカップルで賑わい、冬の冷たい夜風が吹き抜けていた。 私は友人を待つ間、公園の隅に設置された臨時トイレの…
関連する話
【観測記録・春】上野公園の満開の下、宴会集団から出た限界個体の記録
4月2日、上野恩賜公園。晴れ、風弱し。ソメイヨシノは満開を2日過ぎた頃で、園内は夕方の時点で既に飽和状態であった。私の定点は噴水広場寄りのベンチ。ここは公衆トイレへの動線が交差する要衝であり、観測には最適である。花びらが夕風に乗って絶えず舞…
【観測記録・秋】ハロウィン渋谷、ゾンビメイクの女性が本物の緊急事態になるまで
10月31日、渋谷センター街周辺。晴れ、夜間気温15度。ハロウィン当夜の渋谷は、観測者にとって年間最大のフィールドである。ただし近年は規制強化で路上飲酒が減り、事例数は減少傾向にある。それでも仮装した成人たちの密度は相変わらず高く、路地とい…
河川敷の草むらで、犬の散歩の人が来たあの三分間
金曜の深夜一時、残業帰り。あの公園の夜から、私は遠回りして帰るようになってしまった。まっすぐ帰る道より、少しだけ遠い道を選ぶこと。それが自分でも気づかないうちに、習慣という名の秘密になっていた。 その日は多摩川の河川敷を選んだ。土手の下の草…
夏フェスのトイレ百人待ちとか無理。森でしてきた女の言い分
てかさ、夏フェスのトイレ問題どうにかならんの?って毎年言ってるんだけど。去年の山のフェス、昼のピークで仮設トイレ百人待ちなんよ。百人て。推しのステージ三十分後に始まるのに並んでたら人生終わるじゃん。 しかもうち、その時点でもう下腹やばくてさ…


