取引先でのプレゼンと消えた余裕
日差しが眩しい5月の午後2時、私は新規プロジェクトの獲得をかけたプレゼンを行うため、重要な取引先の役員室に立っていた。目の前には、厳しい表情を浮かべたクライアントの重役たちが並び、室内に張り詰めた緊張感が漂っていた。 最初の異変は、プレゼンの開始5分前のことだった。 冷房が強く効いたロビーで待機していたせいか、下腹部にツンと刺すような鋭い尿意を感じたのだ。
「よりによって、今なのか……」 私は焦ったが、プレゼンは私が主導して行うことになっており、代わりの人間はいない。今さら「お手洗いに」と席を外せば、プロとしての準備不足を露呈し、提案の信頼性を大きく損なうことになる。その社会的な責任とプレッシャーという冷酷な檻が、私をプレゼン用のスクリーン前に縛り付けていた。 私はオフィスカジュアルの白いタイトスカートの中で、両脚をこれでもかと密着させ、太ももをきつく擦り合わせた。 ヒールを履いたつま先に力を込め、お尻の括約筋を限界まで引き締めた。
尿意の波は容赦なく押し寄せ、引くことを知らない。プレゼンが進むにつれ、尿意の波は間隔を縮め、より鋭い痛みを伴うようになっていく。 額からにじみ出る冷や汗がメイクを徐々にヨレさせ、首筋をタラリと伝い落ちるのを感じる。 「あと10分、あと10分で説明が終わる……」と脳内で必死の自己交渉をくり返すが、膀胱は限界まで膨らみ、破裂寸前の水風船のようだった。 手元のリモコンを握る手が冷や汗で滑りそうになり、声が震えそうになるのを必死で抑えた。 漏れそという恐怖が頭を支配し、顔からは血の気が引いて白くなっていた。
「以上が、我が社のご提案となります……っ」 説明を終えた瞬間、私は一歩を踏み出そうとしたが、あまりの尿意の波に襲われ、内股のまま体を硬直させた。 脚ががくがくと震え、一歩も動けない。 重役たちの質問に答えながらも、頭の中は「今出たら人生が終わる」という焦燥だけで満たされ、限界だた。 質問が終わると同時に、私は資料を素早くまとめ、お尻をかばうようにしながら早歩きでビルの化粧室へと駆け込んだ。 個室に入り、便座に滑り込んだ瞬間の、あの圧倒的な熱い解放感は一生忘れられない。 今でも重要なプレゼンの前に冷たいエアコンの風を浴びるたび、あの時の冷や汗と股の奥が引き締まる感覚が蘇る。
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