研究室のゼミ発表と動かない教授
初冬の冷たい雨が降る12月の午後3時過ぎ、私は大学の狭い研究室で、卒業論文に向けたゼミの進捗発表を行っていた。教室内には教授と、同じゼミの学生たちが私を囲むように座り、重苦しい空気が漂っていた。 最初の異変は、私がスライドの3枚目の説明を始めた直後のことだった。 下腹部にギューッと鉄の爪で握りつぶされるような、重苦しい便意が急襲してきたのだ。
「うそ、これから私の質疑応答があるのに……」 私の頭は一瞬でパニックに陥ったが、ここは狭い研究室。私が発表者としてプロジェクターの前に立っているため、途中で退室することは、これまでの研究の努力を無駄にし、教授の評価を著しく下げることを意味していた。 その学業上のプレッシャーと、他人の目が密着しているという過酷な檻が、私をプレゼン台の前に強固に縫い止めていた。 私は制服のようなリクルートスーツのタイトスカートの中で、お尻の括約筋をこれでもかと締め上げ、両足の太ももをきつく交差させた。 姿勢を良く見せるためのパンプスが、今は括約筋への圧力を強める拷問器具のようだった。
便意の波は容赦なく、そして段階的に強さを増して押し寄せる。 第二波、第三波が襲いかかるたび、私は指示棒を握る右手を白くなるほど強く握りしめ、笑顔の裏で歯を食いしばった。 額からにじみ出る冷や汗がメイクを徐々にヨレさせ、首筋をタラリと伝い落ちるのを感じる。 「あと10分、発表が終るまで耐え抜くんだ」と自分に言い聞かせるが、お腹の奥でのたうち回るような鈍痛は激しさを増すばかりだった。 漏れそーという恐怖が頭を支配し、顔からは血の気が引いて白くなっていた。
「以上が、私の研究報告となります……っ」 ようやく発表が終了した瞬間、私は一歩を踏み出そうとしたが、あまりの便意の波に襲われ、内股のまま体を硬直させた。 脚ががくがくと震え、ゼミ机の影で膝を押し付けるようにして震えを逃がそうとした。 教授の厳しい質問に対応しながらも、頭の中は「今出たら人生が終わる」という焦燥だけで満たされ、限界だつた。 質問対応が終わると同時に、私は資料を片付け、お尻をかばうようにしながら早歩きで廊下の女子トイレへと急いだ。 個室に入って鍵を閉め、便座に滑り込んだ瞬間、全身の筋肉が融解するように弛緩した。 あの時の冷や汗の匂いと、限界の戦いは、今でも研究室の静粛な空気を感じるたびに私の股の奥をキュンとさせる。
---
― この話は、これにて ―
この話を評価する
平均 4.4(5件)
※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
この話の続きは映像で——実写の脱糞・スカトロ作品を価格比較
価格比較・レビューは姉妹サイトScatSearchで(PR・アフィリエイトリンクを含みます)
「生成エピソード集(エピソード151〜170)」の他の話
密室会議の冷や汗
秋も深まる10月の午後3時、私は自社の役員も出席する重要な新プロジェクトのプレゼン会議に出席していた。進行を務める私の目の前には、重苦しい空気が流れる長テーブルが広がっている。 最初の異変は、会議が始まって30分が経過した頃だった。下腹部の…
夕暮れのトラックと消えた灯り
肌寒い10月の夕方5時半、私は部活動の自主練で高校のグラウンドの隅にある倉庫の陰にいた。周囲は夕闇が迫り、秋の冷たい風が吹き抜けていた。 ……その時、グラウンドの端をランニングしていた陸上部の女子生徒が、急に立ち止まったのが目に入った。 彼…
雲の上のフライトとシートベルトサイン
乾燥した冬の午後3時半、私は沖縄からの帰路にある旅客機の機内にいた。週末の機内はほぼ満席で、窓の外には果てしない雲海が広がっていた。 最初の異変は、着陸に向けた降下体制に入り、「シートベルト着用サイン」が点灯した直後のことだった。 下腹部に…
冬の並木道と消えたイルミネーション
凍てつくような12月の夜8時前、都内にある有名なイルミネーション並木道の近くの公園でのことだ。周囲は光り輝く青いライトアップを楽しむ多くのカップルで賑わい、冬の冷たい夜風が吹き抜けていた。 私は友人を待つ間、公園の隅に設置された臨時トイレの…
関連する話
【観測記録・春】上野公園の満開の下、宴会集団から出た限界個体の記録
4月2日、上野恩賜公園。晴れ、風弱し。ソメイヨシノは満開を2日過ぎた頃で、園内は夕方の時点で既に飽和状態であった。私の定点は噴水広場寄りのベンチ。ここは公衆トイレへの動線が交差する要衝であり、観測には最適である。花びらが夕風に乗って絶えず舞…
【観測記録・秋】ハロウィン渋谷、ゾンビメイクの女性が本物の緊急事態になるまで
10月31日、渋谷センター街周辺。晴れ、夜間気温15度。ハロウィン当夜の渋谷は、観測者にとって年間最大のフィールドである。ただし近年は規制強化で路上飲酒が減り、事例数は減少傾向にある。それでも仮装した成人たちの密度は相変わらず高く、路地とい…
河川敷の草むらで、犬の散歩の人が来たあの三分間
金曜の深夜一時、残業帰り。あの公園の夜から、私は遠回りして帰るようになってしまった。まっすぐ帰る道より、少しだけ遠い道を選ぶこと。それが自分でも気づかないうちに、習慣という名の秘密になっていた。 その日は多摩川の河川敷を選んだ。土手の下の草…
夏フェスのトイレ百人待ちとか無理。森でしてきた女の言い分
てかさ、夏フェスのトイレ問題どうにかならんの?って毎年言ってるんだけど。去年の山のフェス、昼のピークで仮設トイレ百人待ちなんよ。百人て。推しのステージ三十分後に始まるのに並んでたら人生終わるじゃん。 しかもうち、その時点でもう下腹やばくてさ…


