研究発表会での壇上
梅雨時の湿気と熱気が立ち込める6月中旬の午後3時、大学の学術発表会が行われている大講義室でのことだ。冷房は一応動いてはいたが、200人以上の熱気で室内は生温く、重苦しい空気が漂っていた。私は他大学からの参加者として中段の席に座り、プロジェクターの光に照らされる演台に目を向けていた。……その時、次に登壇した理系大学院生の三浦さんが視界に入った。
彼女は学会発表にふさわしい、上品なグレーのテーラードジャケットに、同素材のタイトな膝丈スカートを穿いていた。髪はきっちりと後ろでフレンチツイストにまとめられ、知的な黒縁のスクエアメガネをかけていた。しかし、彼女がマイクを持って自己紹介を始めた直後、その凛とした姿に微かな狂いが生じた。
自己紹介の最中、彼女の喉元がゴクリと大きく動き、手に持っていたレーザーポインターを指す手が激しく震えだした。額からはダラダラと冷や汗がにじみ出し、綺麗に整えられていたファンデーションが脂汗でじわじわとヨレ、頬のチークが浮き上がっているのが遠目にも分かった。下腹部を襲ったのは、急激な温度変化と緊張による猛烈な腹痛の第一波だった。
彼女はタイトスカートの裾の下で、ストッキングを履いた内ももをこれでもかと擦り合わせ、両脚を不自然なほど密着させて立っていた。ヒールの高いパンプスの爪先を床に強く押し付け、カカトを交互にせわしなく上下させながら、お尻の括約筋を極限まで締め付けている。その限界状態のせいか、説明の声が徐々に上ずり、呼吸が荒くなって肩が上下に激しく揺れ始めた。お腹の中で暴れ回る泥水のような塊を、紙一枚の厚さの括約筋だけで必死にせき止めているのだろう。
「あと、あと10分……このセクションが終わるまで……」と、彼女の唇は噛み締められ、血の気が完全に引いて白くなっていた。学会の公式な場であり、質疑応答も含めて途中で演台を降りることは許されないという強烈な社会的圧力が、彼女をその場に縛り付ける檻となっていた。
便意の波は容赦なく第二波、第三波と押し寄せ、彼女のお腹の中でゴロゴロと不快な音を立てて波打った。彼女は思わず「くっ……」と声を漏らしそうになり、上体を深く折り曲げて机の端を白くなるほど強く握りしめた。メガネのレンズの裏で、彼女の目は涙で潤み、必死に焦燥のなかで時間計算を繰り返しているのが伝わってきた。
見てはいけないと思つつも、彼女の太ももが限界の緊張でがくがくと震え、スカートの生地が激しく動く様子から目が離せなかった。私の心拍数は跳ね上がり、喉が乾いて息をするのも忘れるほどだた。
スライドが終わり、質疑応答が締めくくられた瞬間、彼女は丁寧な挨拶もそこそこに、お尻をかばうように極端な内股の姿勢で演台から滑り降りた。競歩のような不自然な早足で、廊下の奥の化粧室へと消えていった。今でもプロジェクターのファン音を聞くたび、あの時の彼女の限界の表情と、漂っていた切迫した空気感を思い出して耳の奥が熱くなる。
---
― この話は、これにて ―
この話を評価する
平均 3.3(6件)
※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
この話の続きは映像で——実写の脱糞・スカトロ作品を価格比較
価格比較・レビューは姉妹サイトScatSearchで(PR・アフィリエイトリンクを含みます)
「生成エピソード集(エピソード351〜400)」の他の話
会社の周年パーティー
冬の冷たい雨が降る12月の夜7時過ぎ、都内の一流ホテルの宴会場で行われた会社の周年パーティーでのことだ。シャンデリアが眩しく輝く会場は、ドレスアップした社員たちの歓声とグラスの触れ合う音で満ちていた。私は会場の隅でビールを飲んでいたが、ふと…
真夏のビーチハウス
八月の焼け付くような午後2時前、夏の強い日差しが降り注ぐ湘南の海の家でのことだ。周囲は多くの海水浴客で賑わっており、かき氷の冷たさと潮風の香りが漂っていた。 最初の異変は、冷たいビールとイカ焼きをたくさん食べた後のことだった。下腹部の奥深く…
深夜の長距離高速バス
冬の深夜2時前、東京から大阪へと向かう長距離夜行バスの座席でのことだ。車内はすでに完全消灯されており、厚いカーテンが閉め切られた暗闇の中で、他の乗客たちの静かな寝息とエンジンの振動音だけが響いていた。 最初の異変は、最後のサービスエリアでの…
山間部のバス停留所
紅葉が始まった10月の中旬の日曜日、午後3時過ぎの山間部にあるバス停留所でのことだ。周囲はトレッキング帰りと思われる観光客で少し賑わっていたが、バスは遅延しており、停留所のベンチには私ともう一人の女性だけが立っていた。……その時、隣に立って…
関連する話
サウナ12分我慢した女性のお客様が館内着のまま迎えた結末の記録
本日は女湯側のスタッフから引き継いだ事案を、記録を兼ねて共有させていただきます。土曜の夜、サウナがいちばん混み合う時間帯のことでした。館内は活気があり、休憩スペースも満席に近い状態でございました。 館内のお食事処で梅酒のソーダ割りを召し上が…
ギャルが真夜中のコインパーキングで豪快に用を足していた件
深夜2時、繁華街の外れのコインパーキングを通りかかった時の話。週末の夜特有の、酔っ払いのはしゃぎ声がまだ遠くから聞こえてくる時間帯だった。車の陰で人影が動いた気がして、反射的にそちらを見てしまった。 金髪ロングのギャル(20代前半くらい)が…
巡回日誌・試験期の図書館前、深夜1時の女子学生の件
試験期間中、当大学の図書館は24時まで開館する。閉館後も構内に学生が残るため、警備の緊張感は増す。1月の深夜1時過ぎ、図書館周辺を順回中、正面玄関脇の植え込みの陰に白い光を発見。スマートフォンの画面と思われた。気温は3度まで下がっていた。 …
隣の奥さんがゴミ出しの朝、立ったまま固まっていた理由
朝7時、ゴミ捨て場での話。隣の家の奥さん(30代半ば)がゴミ袋を持ったまま、電柱の横で不自然に立ち止まっていた。パジャマの上に羽織ったカーディガン、寝癖の残る髪、いつもの朝の気安い姿だった。子供を送り出した後、慌ててゴミを出しに来たといった…


