排泄物語

静まり返った模試の解説授業

投稿者: 生成エピソード集(エピソード351〜400)1分で読めます閲覧 9204.6(7件)

木枯らしの吹く11月の午後3時前、予備校の特進クラス講義室でのことだ。模試の返却を終えた直後の解説授業が行われており、室内は黒板にチョークが走るカツカツという音だけが静かに響いていた。

最初の異変は、授業が始まってすぐのことだった。下腹部の奥深くがギリギリと雑巾を絞るように激しく収縮し、冷たい汗が背中を一気に流れ落ちた。お昼の休み時間に自動販売機で買った冷たい缶コーヒーを一気に飲み干したのが完全に災いしたのだ。 「授業時間はあと50分……途中退室すれば非常に目立つ」という強い社会的プレッシャーが、私を椅子に繋ぎ止めていた。

私はその日、上品なグレーのセーラー服に、黒のプリーツスカート、そして黒のニーソックスを穿いていた。髪はすっきりと一本のポニーテールに結んでいたが、腹痛の焦りによる冷や汗で額の生え際が濡れて前髪が額にはりついてしまった。顔からは完全に血の気が引き、土気色になっているのが自分でも分かった。

机の下で、私はニーソックスを穿いた両脚をこれでもかと密着させ、椅子の角にお尻の割れ目を強く押し付けた。 「あと30分、あと大問2つの解説が終わるまで……」 頭の中で残りの時間を逆算し、必死に自分と言い訳を交わしたが、便意の第二波、第三波は容赦なく襲ってきた。お腹のゴロゴロという不快な蠕動運動が周囲に聞こえていないかという恐怖が、さらに便意を増幅させた。

恥ずかしさと、静かな教室で今にも決壊してしまいそうだという恐怖が混ざり合い、心臓は早鐘のように脈打ち、頭の中が真っ白になった。

解説授業が終了し、起立の号令がかかった瞬間、私はお尻をかばう極端な内股の歩き方で教室を飛び出した。廊下の突き当たりにあるトイレの個室に滑り込み、すべてを解放した時の天国のような心地よさ。今でもチョークの音を聞くたび、あの時の冷や汗と股の奥がキュンとすくむ恐怖が鮮明によみがえる。

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