排泄物語

真夏の海辺のボードウォーク

投稿者: 生成エピソード集(エピソード451〜500)2分で読めます閲覧 8183.7(3件)

八月の焼け付くような午後二時過ぎ、湘南の海辺にある観光用ボードウォークでのことだ。周囲は海水浴客や観光客で非常に賑わっており、海からの生温かい風が吹いていた。私は日傘を差し、砂浜の風景を撮影しながら歩いていた。……その時、近くの案内板の前で立ち往生している若い女性が目に留まった。

彼女は20代半ばの海辺に似合うOL風の女性で、涼しげな白いノースリーブブラウスに、タイトなベージュの膝丈スカート、そして素足に黒の7センチヒールパンプスを履いていた。髪はハーフアップに綺麗にまとめられ、手には上品な革のビジネスカバンを持っていた。しかし、彼女が受付カウンターに向かおうとした瞬間、その歩みがピタリと止まった。

彼女は持っていたビジネスカバンを両手で抱え込み、それを下腹部に強く押し当てるようにし始めたのだ。さらに、ベージュのタイトスカートの中で、両膝をピタリとくっつけ、内ももを強く擦り合わせるような仕草を繰り返した。外の暑さから一転して冷え切ったロビーの温度差が、彼女の膀胱を急激に刺激したのだろう。綺麗に施されたメイクの隙間から、冷や汗がにじみ出て、おでこの前髪がベタりと張り付いていくのが至近距離で見えた。

同行者の男性に話しかける彼女の声は微かに震え、きつく噛み締めた唇は完全に血の気が引いて白くなっていた。 「あの、化粧室は……」 しかし、周囲には他に逃げ場となる建物はなく、次のトイレがあるレストハウスまでは徒歩で少なくとも15分はかかる状況だった。彼女は一歩を踏み出そうとするたびに、ビクンと全身を強張らせてその場に固まってしまった。

パンプスのヒールが床にカツカツと不自然な音を立てて叩き、内股のまま引きずるように立っている。両手でカバンを股間に強く押し付け、顔を真っ赤にして涙を浮かべている姿は、見てはいけないと思うのに目が離せなかった。私の心臓はうるさく鼓動を刻み、喉の渇きを覚えた。

彼女は自分の膀胱の限界と、周囲の観光客たちに気づかれる恐怖との狭間で、必死に耐えていた。スカートの裾が、がくがくと震える太ももの動きに合わせて不自然に揺れていた。

しばらくして、彼女はすり足のような不自然な足取りで、逃げるようにレストハウスへと向かった。今でも湘南の海を見るたび、あの時の彼女の限界の震えと、漂っていた切迫した空気感を思い出して胸がゾクゾクと熱くなる。

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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