静かなオフィスでの大事件
初夏の陽気が心地よい5月の午後二時過ぎ、都心のIT企業の本社オフィスでのことだ。フロアは静まり返っており、社員たちは黙々とキーボードを叩いて痛。私は資料整理のためにコピー機の近くに立っていた。……その時、近くのデスクで作業をしていた先輩の三浦さんが目に入った。
年齢は30代前半の品のあるOL風の女性。涼しげな白いシフォンブラウスに、タイトなベージュの膝丈スカート、そして素足に黒の7センチヒールパンプスを履いていた。髪はハーフアップに綺麗にまとめられ、手には上品な革のビジネスカバンを持っていた。しかし、彼女が受付カウンターに向かおうとした瞬間、その歩みがピタリと止まった。
彼女は持っていたビジネスカバンを両手で抱え込み、それを下腹部に強く押し当てるようにし始めたのだ。さらに、ベージュのタイトスカートの中で、両膝をピタリとくっつけ、内ももを強く擦り合わせるような仕草を繰り返した。外の暑さから一転して冷え切ったロビーの温度差が、彼女の膀胱と腸を急激に刺激したのだろう。綺麗に施されたメイクの隙間から、冷や汗がにじみ出て、おでこの前髪がベタりと張り付いていくのが至近距離で見えた。
彼女は、猛烈な便意と戦っていた。残業中の静かなオフィスという、周囲に気づかれる恐怖が彼女をその場に縛り付ける檻となっていた。
便意の波が押し寄せるたび、彼女は「はぅ……っ」と熱く荒い吐息を漏らし、腰を低く落としてお腹を抱え込むようにして必死に耐えていた。見てはいけないと思いつつも、彼女の細い太ももが限界の緊張でがくがくと震え、スカートの裾が不自然に揺れる様子から目が離せなかった。私の心臓はバクバクと激しく脈打ち、喉が乾いて仕方がなかった。
パンプスのヒールが床にカツカツと不自然な音を立てて叩き、内股のまま引きずるように立っている。両手でカバンを股間に強く押し付け、顔を真っ赤にして涙を浮かべている姿は、見てはいけないと思うのに目が離せなかった。
しばらくして、彼女はすり足のような不自然な足取りで、逃げるように化粧室へと消えていった。今でもオフィスのコピー機を見るたび、あの時の彼女の限界の震えと、漂っていた切迫した空気感を思い出して胸がゾクゾクと熱くなる。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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