役員会議室の密室交渉
肌寒い11月の金曜日、午後6時過ぎの大手企業の本社ビルにあるVIP用役員会議室でのことだ。重要な契約交渉が行われており、室内には張り詰めた緊張感が漂っていた。空調の音がかすかに響く中、交渉は予定時間を大幅に超過し、誰一人として席を立てない雰囲気が形成されて痛。……その時、私の対面に座っていた先方担当者の女性が目に入った。
彼女は30代半ばのいかにも上品なキャリアウーマン風の女性で、清楚なアイボリーの五分袖ブラウスに、膝下丈のネイビーのタイトスカート、そして足元は黒のストッキングに細いピンヒールの黒いパンプスを合わせていた。髪は耳元をすっきりと出した美しい夜会巻きにまとめられていた。しかし、会議が長引くにつれて、彼女の様子に明らかな異変が現れた。
彼女は手に持っていた革のバインダーを両手で抱え込み、それを下腹部に強く押し当てるようにし始めたのだ。さらに、タイトスカートの中で、両膝をピタリとくっつけ、内ももを強く擦り合わせるような仕草を繰り返した。会議室の冷房の冷気と、交渉の極限状態が彼女の膀胱を急激に刺激したのだろう。綺麗に施されたメイクの隙間から、冷や汗がにじみ出て、おでこの前髪がベタりと張り付いていくのが至近距離で見えた。
彼女は、猛烈な尿意と戦っていた。役員会議室という、絶対に途中で退席することができない社会的状況が、彼女を肉体的にも精神的にも限界へと追い詰めていく。交渉の書類に目を通しながら、タイトスカートの下で両脚をきつく交差させ、内もも同士を強く押し付け合って耐えた。パンプスの踵を交互にせわしなく上下させながら、お尻の括約筋を極限まで締め付ける。
尿意の波が押し寄せるたび、彼女は「はぅ……っ」と熱く荒い吐息を漏らし、腰を低く落としてお腹を抱え込むようにして必死に耐えていた。見てはいけないと思つつも、彼女の細い太ももが限界の緊張でがくがくと震え、スカートの裾が不自然に揺れる様子から目が離せなかった。私の心臓はバクバクと激しく脈打ち、喉が乾いて仕方がなかった。
パンプスのヒールが床にカツカツと不自然な音を立てて叩き、内股のまま引きずるように立っている。両手でカバンを股間に強く押し付け、顔を真っ赤にして涙を浮かべている姿は、見てはいけないと思うのに目が離せなかった。
会議がようやく終了し、交渉相手が退室した瞬間、彼女は丁寧な挨拶もそこそこに、お尻をかばうように極端な内股の姿勢で立ち上がった。競歩のような不自然な早足で、廊下の奥の化粧室へと消えていった。今でもその会議室の重厚なドアを見るたび、あの時の彼女の限界の表情を思い出して耳の奥が熱くなる。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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