排泄物語

深夜のカラオケボックス

投稿者: 生成エピソード集(エピソード451〜500)2分で読めます閲覧 2,1094.1(8件)

凍てつくような12月の金曜日、深夜1時半過ぎの新宿にある大手のカラオケボックスでのことだ。店内は忘年会の二次会と思われるサラリーマンや学生で非常に騒がしく、廊下には酔っ払った人々が溢れかえっていた。最初の異変は、ウーロン茶や冷たいアルコールを何杯も飲み干した直後の、下腹部に走ったツンと刺すような鋭い尿意だった。

「すぐにトイレに行こう」と部屋を出たが、そこに広がっていたのは絶望的な光景だった。各階にある化粧室はどこも満員で、廊下に長い行列ができていたのだ。個室の中からは水音が聞こえず、誰かが長引きそうな気配を漂わせていた。

私はその日、忘年会用にお洒落をした、くすみピンクのタートルネックニットに、ライトグレーのロングフレアスカート、ストッキングに黒のフラットシューズを合わせていた。髪はハーフアップに結んでいたが、尿意の焦燥感から全身に噴き出した冷や汗で額の髪がベタつき、首元の制服の襟がじっとりと濡れて皮膚にはりつく。メイクは綺麗に仕上げていたが、顔からは完全に血の気が引き、鏡を見ずとも土気色になっているのが自覚できた。

カラオケの廊下という、すぐ横を酔っ払った客や店員が何度も行き交う社会的状況が、私を肉体的にも精神的にも限界へと追い詰めていく。並んでいる間、私はフレアスカートの生地を両手でギュッと握りしめ、お尻の括約筋を極限まで締め付けた。ストッキングを履いた両脚をこれでもかと密着させ、両膝を左右に激しくもじもじと揺らしながら、時折フラットシューズのつま先だけで床を強く踏みしめて耐えた。

尿意の波は容赦なく第二波、第三波と押し寄せ、膀胱は決壊寸前の水風船のように膨らみ、お腹の奥が痛む。 「あと3分、次の人が出たら私の番……」と、頭の中で狂ったように秒刻みの計算を繰り返すが、列の進みが遅くなるたびに心臓が激しく脈打ち、焦りで頭が真っ白になった。

恥ずかしさと、大勢の人がいる廊下で今にも粗相をしてしまいそうだという恐怖が混ざり合い、耳の奥が熱くなって喉がカラカラに渇いた。

ようやく個室の扉が開き、前の人が出てきた瞬間、私はお尻をかばう極端な内股の歩き方で個室に滑り込んだ。便座に座り、温かい水分が勢いよく放出された瞬間の、頭の芯がとろけるような凄まじい解放感。今でもカラオケのチャイムを聞くたび、あの時の冷や汗の冷たさと、股の奥がキュンとすくむような恐怖が鮮明によみがえる。

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