投資信託の特別セミナー
蒸し暑さが残る9月中旬の午後二時、大手証券会社の本社ビルで行われた富裕層向けの特別投資セミナーでのことだ。会場は100人以上の来場者でほぼ満席となっており、エアコンの冷風が静かに室内に吹き下ろしていた。私は会場の後方に立ち、セミナーの進行を見守る役割を務めて痛。……その時、私の二つ前の席に座っていた素敵な女性が目に入った。
彼女は30代前半の上品な奥様風の女性で、涼しげな白いシフォンブラウスに、膝丈のタイトなライトベージュのスカート、そして素足に黒の7センチヒールパンプスを履いていた。ハーフアップにまとめられた髪は艶やかで、小ぶりなパールのピアスが揺れていた。しかし、セミナーが始まって30分ほど経った頃、彼女の様子が急変した。
彼女は持っていたビジネスカバンを両手で抱え込み、それを下腹部に強く押し当てるようにし始めたのだ。さらに、タイトスカートの中で、両膝をピタリとくっつけ、内ももを強く擦り合わせるような仕草を繰り返した。ホテルの冷房の冷気と、突然の運転見合わせという絶望的な状況が、彼女の膀胱を急激に刺激したのだろう。綺麗に施されたメイクの隙間から、冷や汗がにじみ出て、おでこの前髪がベタりと張り付いていくのが至近距離で見えた。
彼女は、猛烈な尿意と戦っていた。セミナーの最中という、途中で席を立つことが極めて困難な社会的状況が、彼女を肉体的にも精神的にも限界へと追い詰めていく。静まり返った室内で、少しでも動けば周囲に怪しまれるという恐怖があった。下腹部に走る激しい刺激のたびに、彼女は思わず「ひっ……」と声を漏らしそうになり、きつく唇を噛み締めて耐えた。
パンプスのヒールが床にカツカツと不自然な音を立てて叩き、内股のまま引きずるように立っている。両手でカバンを股間に強く押し付け、顔を真っ赤にして涙を浮かべている姿は、見てはいけないと思うのに目が離せなかった。私の心臓はうるさく鼓動を刻み、喉の渇きを覚えた。
彼女は自分の膀胱の限界と、周囲の観光客たちに気づかれる恐怖との狭間で、必死に耐えていた。スカートの裾が、がくがくと震える太ももの動きに合わせて不自然に揺れていた。
しばらくして、セミナーが休憩に入った瞬間、彼女は周囲の視線も気にせずに立ち上がった。しかし、一歩を踏み出す衝撃で尿道が限界を迎えそうになり、その場で動けなくなった。涙目でカバンをお腹に強く押し当て、がくがくと震える膝を内側に折り曲げ、すり足のような奇妙な歩幅でトイレへと這いずった。今でもセミナーのチャイムを聞くたび、あの時の彼女の限界の表情を思い出して胸がゾクゾクとする。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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