修学旅行バスの渋滞
秋の修学旅行、2日目の夕方に観光地からホテルへと向かう大型バスの中でのことだ。私は後方の座席に座り、談笑する車内の喧騒の中にいた。 ……その時、通路を挟んだ斜め前の席に座っていた女子生徒が目に入った。
年齢は17歳の高校2年生。制服のブレザーを脱ぎ、白いセーターを着てチェックスカートを穿いていた。髪はハーフアップにまとめられており、クラスでも明るいグループにいる女の子だった。 最初はスマホで写真を撮り合っていた彼女だが、バスが高速道路の事故渋滞に巻き込まれてから急に静かになった。
背中を丸め、座席の背もたれに頭を押し付けるようにしているのだ。 顔からは完全に血の気が引き、きつく結んだ唇を噛み締めて、じっと窓の外の一点を見つめている。 バスは完全に停止しており、次のサービスエリアまでまだ30分以上はかかる見込みだった。間違いない、彼女は激しい腹痛と便意の波に襲われている。
バスの中という、完全に密閉された逃げ場のない空間。 もしここで限界を迎えてしまえば、これからの学校生活は終わる。その究極の恐怖が、彼女の表情を強張らせていた。 見てはいけないと思いつつも、彼女が波が襲うたびに膝を抱え込み、セーターの袖をギュッと握りしめて震える姿から目が離せなかった。私の心臓はドクンと激しく脈打っていた。
便意の第3波が彼女を襲った。 彼女は「うぅ……」と小さく呻き声を漏らし、お尻をシートから少し浮かせるようにして体を硬直させた。 スカート越しにも、お尻の筋肉を限界まで締め付けて耐えているのが伝わってくる。 額には脂汗が浮かび、前髪が額に張り付いていた。
渋滞が少し緩和し、バスが最寄りのサービスエリアに入った瞬間、彼女はまだバスが完全に停車する前に通路へと飛び出し、ドアが開いた瞬間にトイレへと全速力で走っていった。 今でもバスのディーゼルエンジンの振動を感じるたび、あの時の密室での張り詰めた彼女の表情と、忘れられない興奮を思い出す。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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