排泄物語

遠足の上車前

投稿者: 遠足・修学旅行・塾エピソード集(前半10選)1分で読めます閲覧 1,4974.4(9件)

秋の爽やかな朝、中学校の遠足でバスに乗車する直前のロータリーでのことだ。クラスごとに整列し、担任からの最終注意を聞いていた。 ……その時、列の端に並んでいた女子生徒が目に入った。

年齢は13歳の中学1年生。ジャージ姿の制服で、足元は白いスニーカーを履いていた。髪は短いボブカットで、普段は元気な印象の子だった。 バスへの乗車開始を目前にして、彼女の様子が急変した。

足元を小さくバタバタと動かしているのだ。 彼女は自分の両手でジャージのポケットのあたりをギュッと握りしめ、内ももを強く擦り合わせている。 これからバスに乗れば、高速道路に入ってしばらくトイレには行けない。その状況が、彼女の焦りを最大に引き出していた。 青ざめた顔には冷や汗がにじみ、唇を噛み締めながら、担任の話を一切聞いていない様子で地面を見つめていた。

彼女は、猛烈な尿意と戦っている。 その事実に気づいた瞬間、私の胸は高鳴り、彼女のジャージの動きに目が釘付けになった。 見てはいけないと思いつつも、彼女が波が襲うたびに膝をガクガクと笑わせ、体を小さく丸める姿に鼓動が早く脈打った。

尿意の第3波が彼女を襲った。 「乗車開始!」の号令がかかった瞬間、彼女は一歩を踏み出そうとしてビクッと全身を震わせ、その場にうずくまってしまった。 両手で股間を強く押さえ、顔を真っ赤にして涙を浮かべている。 「どうした?」と駆け寄る担任の声に、彼女は震える声で「トイレ、行きたいです……」と絞り出すように答えた。

彼女は担任に付き添われ、引きずるような足取りで校舎のトイレへと向かっていった。 今でもバスの乗車待ちの長い列を見るたび、あの朝の澄んだ空気の中での彼女の限界の表情と、忘れられない高揚感を思い出す。

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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