排泄物語

朝の満員電車と、密やかなオムつ

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社会人一年目の初夏、湿度が高く蒸し暑い六月の午前八時過ぎの通勤電車のなかでのことです。私は毎日の激しい通勤ラッシュのストレスから身を守るため、そして密かなスリルを楽しむために、この日から初めて大人用のオムつを制服の下に着用して駅へ向かれました。

その日の私は、会社指定のタイトなチャコールグレーの事務服スカートに白ブラウス、ストッキングに黒いローヒールのパンプスという典型的なOLの姿でした。髪は後ろでシンプルなクリップで留め、朝のメイクは完璧でしたが、車内の生ぬるい空気と混雑の圧迫感で、首筋や脇の下にじっとりと汗をかいていました。吊り革を握る手には力が入り、満員電車の乗客たちに密かな装備がバレていないかというスリルで、心臓がトクトクと早く脈打っていました。

運悪く、途中の信号待ちで電車が駅と駅の間で急停車してしまいました。「運転再開までしばらくお待ちください」というアナウンスが流れた瞬間、私の膀胱に猛烈な尿意の第一波が押し寄せました。いつもならパニックになるところですが、今日の私にはお尻を包み込む分厚い不織布の感触があります。それでも、いざ満員電車のなかで人目を遮るものもないまま排泄するというのは、想像以上の心理的障壁がありました。

「本当にここでしてしまっていいの……?」 周囲には肩が触れ合うほどの距離にスーツ姿の会社員や女子大生が立っています。社会的なルールと、自分の尿意の限界が私のなかで激しく交渉を始めました。電車の微細な揺れが膀胱を刺激し、冷や汗が額から流れて目に入りそうになります。私は吊り革を握る指をさらに強く締め付け、タイトスカートの下で両足をぴったりと揃えて、腰をわずかにひねりながら尿意の第二波に耐えました。

しかし、立ち往生が十分を超えた頃、私は限界を悟りました。これ以上耐えれば括約筋が壊れてしまうという生理的な限界と、今すぐに解放されたいという強い欲望が重なりました。私は目を閉じ、周囲の誰にも気づかれないよう、呼吸を深く整えながら下腹部の力をゆっくりと抜いていきました。

「んぅ……」 ジュワッと、お尻の後ろから前へと温かい熱線が広がり、吸収体が私の尿をぐんぐんと吸い込んでいく独特の振動が伝わりました。タイトスカートに染み出さないかというスリルと、満員電車の真ん中で誰にも気づかれずに用を足しているという倒錯した支配感が、心臓を爆発しそうなほど高鳴らせました。電車が再び動き出したとき、私はすっかり温かくなった腰回りの重みを感じながら、甘美な敗北感に満ちていました。

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― この話は、これにて ―

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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