排泄物語

夜の散歩道と、現在の儀式

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三十代になった現在の私は、週末の深夜、人通りの途絶えた近所の遊歩道を徘徊しながら、尿意を極限まで溜めてオムつのなかに解放するという、確立された「儀式」を趣味として楽しんでいます。今夜も冷たい春の風が吹くなか、午前二時過ぎの静まり返った街へと繰り出しました。

今夜の私は、上品なネイビーのトレンチコートに、チェック柄のミモレ丈スカート、黒い厚手のストッキングに歩きやすいフラットシューズという、落ち着いた大人の女性の装いです。髪は低い位置でポニーテールに結び、ナチュラルメイクを施していましたが、歩くうちに強まる尿意の冷や汗で、メイクはわずかに浮き上がっていました。コートのポケットのなかに両手を深く入れ、冷たくなった指先をきつく握りしめて歩いていました。

自宅を出る前に大量の水分を摂っていたため、歩き始めて十五分ほどで、ずっしりとした尿意の第一波が膀胱の底を叩きました。街灯の光に照らされたアスファルトの上を一歩進むたびに、歩行の振動が膀胱を震わせ、私は思わず立ち止まって太もも同士を擦り合わせました。深夜の静寂のなかで、私の荒い吐息と、かすかなオムつの擦れるカサカサという音だけが響いていました。

「もう少し、あの公園の角を曲がるまで……」 自分との小さな契約を交わしながら、あえて尿意を極限まで引き延ばします。すでに限界に近づいた膀胱は悲鳴を上げており、下腹部を押し潰すような鈍痛に変わっていました。私は電柱に手をつき、体を少し前かがみにして、膝をぶるぶると震わせながら最後の波を全身で受け止めました。この限界の我慢こそが、社会的な仮面を剥ぎ取り、私を本能だけの存在に変えてくれる最高の瞬間なのです。

これ以上歩くこともできないほどの極限に達したとき、私は立ち止まったまま、ゆっくりと腰の力を抜きました。

「ふぅ……」 冷たい深夜の空気のなかで、コートの下のオムつが一気に熱い尿を吸収し、ずっしりとした重量感とともに膨らんでいくのが分かりました。ストッキング越しに伝わるその圧倒的な温もりと解放感に包まれながら、私はゆっくりと自宅への帰路につきました。大人としての日常のなかで、誰にも言えないこの秘密の儀式を繰り返すことこそが、私にとっての何よりの安らぎであり、これからも変わらない私の生き方なのです。

― この話は、これにて ―

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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