排泄物語

大学生の夏、高原合宿のロングラン山道

投稿者: まゆ1分で読めます閲覧 5204.7(3件)

大学の陸上競技部の夏季強化合宿で、長野県の標高1500メートルを超える高原道路を走っていたときのことだ。午前中のメニューは30キロのペースランニングで、私たちは何もない山林の中を貫く舗装路を黙々と走り進めていた。気温は都心より低いとはいえ、日差しは強く、水分補給用のハイドレーションパックから何度も水を口に含んでいた。

折り返し地点である15キロを過ぎた頃、最初のお腹の異変が私を襲った。下腹部をきゅーっと握られるような鈍い尿意だった。

周囲は深い森で、民家も自動販売機も、ましてや公衆トイレなど影も形もない。次の給水ポイントである5キロ先まで行けば簡易トイレがあるはずだが、そこまで私の膀胱がもつかどうかの計算が頭の中で激しく繰り返された。衝撃が加わるたびに、内臓が膀胱を容赦なく踏みつけてくる。私はお気に入りの黒いショートタイツの裾を強く引っ張り、少しでも下腹部への圧力を散らそうとしたが、全く意味はなかった。汗でべたつく手でスマートウォッチを見つめ、1キロのペースを計算するが、尿意の第2波は想像以上のスピードで私の防波堤を決壊へと追い込んでいく。

「もう無理、一歩も走れない……」と、私の脚はついに止まった。先輩たちの背中が遠ざかっていくのを見ながら、私は社会的プライドよりも生理的限界を優先せざるを得なかった。

私は左右を確認すると、道路から外れて生い茂る熊笹の藪の中へと迷わず飛び込んでいった。木々の陰に隠れ、息を荒く切らしながらショートタイツとスポーツ用ショーツを一気に膝まで引き下ろした。

冷たい山の空気の中に腰を落とした瞬間、シャーッという勢いのある音が静かな森に響き渡り、温かい湯気が立ち上った。草葉の上にしみ込んでいくおしっこを見つめながら、私は自分の限界を超えたスリルと圧倒的な快感に体を震わせていた。あの日の森の匂いと、誰かに見られるかもしれないという恐怖の混ざった高揚感は、今でも忘れられない特別な記憶だ。

---

― この話は、これにて ―

この話を評価する

平均 4.7(3件)

掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

まゆ」の他の話

4.022閲覧 1,381

社会人の春、ハーフマラソンの自己ベストへの執念

陸じょう部を引退し、趣味の市民ランナーとしてロードレースに参加するようになって3年目、3月のハーフマラソン大会でのことだ。この日の私は非常に調子が良く、自己ベスト更新を狙えるペースで軽快に走っていた。しかし、12キロ地点を通過したあたりで、…

3.953閲覧 1,358

冬の深夜、ナイトランの静寂に響く警告

冷え込みの厳しい1月の深夜11時過ぎ、私は自宅近くの広大な総合公園の外周路をナイトランニングしていた。仕事のストレス発散のために深夜の寒風の中を走っていたのだが、夕食にとった激辛のラーメンと、冷たいスポーツドリンクの組み合わせが最悪の化学反…

4.742閲覧 1,208

最近の夏、猛特訓インターバル走中の破滅

それは先月、最高気温が35度を超える猛暑日の午後、陸じょうクラブの特別合同練習での出来事だ。私たちは競技場を借り切り、400メートルのインターバル走を何度も繰り返す限界ギリギリのトレーニングを行っていた。熱中症を防ぐために、セットの合間に冷…

3.415閲覧 935

中学生の秋、クロスカントリー練習での洗礼

あれは私が中学2年生だった頃、10月の肌寒い放課後のことだ。当時所属していた陸じょう部の秋の恒例行事として、学校の裏手にあるなだらかな山道を使ったクロスカントリーの周回トレーニングが行われていた。私はすっかり汗ばんで、冷たい秋風が吹き抜ける…

関連する話

3.8427閲覧 1.9万

【観測記録・春】上野公園の満開の下、宴会集団から出た限界個体の記録

4月2日、上野恩賜公園。晴れ、風弱し。ソメイヨシノは満開を2日過ぎた頃で、園内は夕方の時点で既に飽和状態であった。私の定点は噴水広場寄りのベンチ。ここは公衆トイレへの動線が交差する要衝であり、観測には最適である。花びらが夕風に乗って絶えず舞…

3.7918閲覧 1.9万

【観測記録・秋】ハロウィン渋谷、ゾンビメイクの女性が本物の緊急事態になるまで

10月31日、渋谷センター街周辺。晴れ、夜間気温15度。ハロウィン当夜の渋谷は、観測者にとって年間最大のフィールドである。ただし近年は規制強化で路上飲酒が減り、事例数は減少傾向にある。それでも仮装した成人たちの密度は相変わらず高く、路地とい…

3.7448閲覧 1.6万

河川敷の草むらで、犬の散歩の人が来たあの三分間

金曜の深夜一時、残業帰り。あの公園の夜から、私は遠回りして帰るようになってしまった。まっすぐ帰る道より、少しだけ遠い道を選ぶこと。それが自分でも気づかないうちに、習慣という名の秘密になっていた。 その日は多摩川の河川敷を選んだ。土手の下の草…

4.1738閲覧 1.5万

夏フェスのトイレ百人待ちとか無理。森でしてきた女の言い分

てかさ、夏フェスのトイレ問題どうにかならんの?って毎年言ってるんだけど。去年の山のフェス、昼のピークで仮設トイレ百人待ちなんよ。百人て。推しのステージ三十分後に始まるのに並んでたら人生終わるじゃん。 しかもうち、その時点でもう下腹やばくてさ…

読むだけ、で終わらせない

排泄プレイが好きな女の子は、本当にいる。

aune(アウネ)は、性癖を打ち明けてつながるマッチングサービス。「排泄系が好き」と公言している女の子が実際に登録しています。体験談を読むだけじゃなく、あなた自身の体験をつくりに行きませんか。プレイ相手を探すなら、最初から性癖が一致する相手と。

auneで排泄好きの相手を探す

PR・広告リンクを含みます