極限の稜線、天空の二重奏
30代になり、私はより困難なバリエーションルートや積雪期の登ザンに傾倒していた。残雪が残る春先、私は標高2800メートルの峻険な北アルプスの稜線を目指していた。この登山で、私は自身の限界に挑む新たな快楽を求めていた。それは、眼下に広がる壮大な白い山並みと青空を一望できる雲上の尾根に到達するまで、大便と小便の両方を限界を超えて我慢し、究極の絶景の前で同時に解放するという過酷な試みだった。
早朝の冷気と緊張から、出発してすぐに胃腸と膀胱に異変が生じた。私の服装は、防風性に優れたブルーのハードシェルジャケットに、肩サスペンダー付きのグレーのビブパンツ、腰にはクライミングハーネスをきつく装着し、手には厚手のア alpine グローブをはめていた。髪は一本の太い三つ編みにして背中に垂らしていた。この重装備が、排せつのための着脱を困難にし、我慢の難易度を跳ね上げる。
「まだだ、こんな樹林帯の中で出してたまるか……」 下腹部の奥でゴロゴロと渦巻く便意の鈍痛と、膀胱をギリギリと締め付ける尿意の鋭い刺激。ダブルの波が襲うたび、私はピッケルを雪面に突き刺し、体を二つ折りにするようにして喘いだ。凍えるような冷風が吹き抜ける中、ジャケットの内側は脂汗で濡れそぼり、お尻と太ももの筋肉を極限まで収縮させるため、両足はガタガタと激しく震えていた。ハーネスのウェビングがお腹を圧迫するたび、括約筋から力が抜けそうになり、頭の中は「漏れる」という原始的な恐怖で支配された。
一歩一歩が地獄のような苦行だった。岩場をよじ登るたびに直腸と尿道に突き刺さるような刺激が走り、私は冷や汗で視界がかすみながらも、ただ山頂の稜線という目的の場所だけを見つめて前進した。
ついに森林限界を抜け、遮るもののない広大な天空の稜線に這い上がった。目の前には、白銀に輝く山々が360度広がる圧倒的な美しさがあった。私は震える手でクライミングハーネスのバックルを外して投げ捨て、ビブパンツのサイドジッパーを一気に引き下げた。ショーツをまとめて膝まで下ろし、真っ白な雪原の上に直接腰を落とした。汗ばんだ皮膚が氷点下に近い空気に晒され、全身に強烈な鳥肌が立つ。
私は後方の山並みを振り返るようにしゃがみ込み、すべての理性を手放して一気に放出した。 「ジョーーー、ドクドク、ビチャッ……」 温かいおしっこと、勢いよく飛び出した大便が、純白の雪を熱く溶かしていく。立ち上る白い湯気と特有の匂いが、冷たい高山の空気に混ざり合う。大自然の圧倒的なスケールの中で、肉体の極限の排せつを同時に果たす快感は、脳の全神経を焼き尽くすような凄まじい恍惚感だった。それはまさに、天と地と自分が一体となる究極の瞬間だった。
雪で丁寧にお尻を拭き取り、装備を整えた後、私は山頂の風に吹かれながら、これ以上ない肉体と精神の完全な調律を感じていた。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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