大学図書館、試験前夜の静かな対峙
大学二年生の冬、期末試験の前夜に、私は大学図書館の最上階にある個別学習スペースに籠っていました。そこは古い書籍が並ぶ書庫に隣接した、利用者のほとんどいない非常に薄暗く静まり返った自修室でした。
私は薄手のタイトなリブニットに、スリットの入ったタイトスカート、そして薄手のシアーなナイロンタイヅという大人びた装いをしていました。髪は大きなクリップで無造作なハーフアップにまとめ、机の上にはノートPCと大量のレジュメが広がっていました。異変は、最後のレポートを提出するために集中してキーボードを叩き続けていた午後八時過ぎに起こりました。集中するあまり、数時間前から感じていた軽い尿意を完全に無視し続けていた結果、それは突然、決壊寸前の巨大な波となって私に襲いかかってきたのです。
「このレポートを完成させるのにあと二十分、参考文献を整理するのに十分。今から席を立てば、この高度な集中状態が途切れてしまう」と、私は論理的な時間と作業効率の計算を行い、あえてその場に留まる選択をしました。しかし、それは極めて危険な賭けでした。
膀胱の収縮運動はすでに意志の制御を離れつつあり、下腹部全体に熱を帯びたような鈍い激痛が広がっていました。私は椅子の座面で腰を何度も浮かせ、スカートの裾をぎゅっと握りしめて太も本の間に挟み込むようにして押さえつけました。薄いナイロンタイヅを穿いた太もも同士が密着し、少しでも動かすと不自然な摩擦熱が生じます。
額や首筋からは大粒の汗が流れ落ち、首元に巻いていた細いゴールドのネックレスが肌に張り付いて冷たく感じられました。タイピングする指先は尿意の波が来るたびに硬直して止まり、画面の文字が二重にブレて見えました。静まり返った図書館の片隅で、自分のハァハァという浅く苦しげな呼吸音だけが大きく響いているように感じられ、恥ずかしさとスリルで心臓の鼓動は最高潮に達していました。
限界を超えた膀胱が小刻みに痙攣するのを、足首をクロスさせて必死に堪え、涙目でレポートの送信ボタンをクリックしました。送信完了の画面を見届けた瞬間、腰が抜けたように立ち上がることができず、しばらく机に張り付いたまま、自らの下腹部を抱きしめるようにしてその甘美な痛みに耐え続けました。この静寂の中での限界のせめぎ合いこそが、私にとっての何よりの秘められた愉悦だったのです。
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