漆黒の高速道路、冷たい風と深夜の単独運天
社会人になって3年目の春、日々の仕事のプレッシャーから逃れるように、平日の深夜に一人で愛車を走らせていた時のことだ。午前2時を過ぎた関越自動車道は対向車も皆無で、漆黒のハイウエイを時速100キロで疾走していた。冷え切った夜気の中、ドリンクホルダーに差し込んだ冷たいエナジードリンクを気分転換に次々と口にしていたのが、今回の無謀な我慢の引き金となった。走行開始から1時間が経過した頃、私の下腹部にズッシリとした強烈な尿意の塊が生まれ始めていた。周囲に街灯はなく、ヘッドライトだけが流れる道路を照らす孤独な空間だった。
私は体に吸い付くようなタイトな黒のスキニージーンズに、首元の開いた赤いリブニットを着ていた。髪はルーズなハーフアップにまとめ、ゴールドの華奢なネックレスを首に飾っていた。深夜の高速道路はサービスエリア間の距離が非常に長く、次のパーキングエリアまでは標識で30キロ以上あると示されていた。深夜の冷たい風が車内に侵入し、私の膀胱をさらに縮み上がらせる。時速100キロで走る車体の微小な上下の揺れが、パンパンに膨らんだ膀胱に直接衝撃を与え、私はあまりの痛みにステアリングを持つ手を震わせた。デニムの硬い縫い目が下腹部をギューッと圧迫し、座面の上で何度も腰を浮かせ、身を激しくよじらなければ運転を維持できなかった。
「あと少し、あと15分耐えれば……」と自分に言い聞かせるが、尿意の波は容赦なく押し寄せ、私の視界を狭めていく。冷や汗が背中を伝ってシートの背もたれにじっとりと染み込んでいくのが分かった。バックミラーに映る自分の顔は、青ざめてメイクがすっかり崩れ、涙目で唇を噛みしめている。だが、そのミラーに映る極限の自分を見つめることで、胸の奥から熱い高揚感が湧き上がってくるのを禁じ得なかった。誰にも見られない深夜のコクピットで、漏らすかどうかの限界に挑みながら愛車を制御しているという歪んだスリル。尿意の波が襲うたびに「はぁ、ううっ……」と息を乱し、左手でジーンズの股間を力任せに押さえつけた。
ようやくパーキングエリアの減速レーンに入ったときには、フットブレーキを踏む足の加減すら困難なほど脚が強張っていた。駐車場に車を滑り込ませ、エンジンを切った瞬間、私はシートに体を預けて激しく身悶えし、極限の我慢がもたらす熱い拍動を股間の奥で感じながら、しばらくその場から動くことができなかった。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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