排泄物語

英語リスニング試験の罠

投稿者: エピソード101-1502分で読めます閲覧 6483.0(2件)

寒風が吹きすさぶ1月の週末、午後3時過ぎの大学入試共通テストの試験会場でのことだ。冷え切った大学の講義室には、何百人もの受験生が張り詰めた沈黙の中で試験開始を待っていた。特に英語のリスニング試験は、一度音が流れ始めると退席や発言が一切許されない最も緊張する時間帯だった。最初の異変は、試験開始のチャイムが鳴り響く直前、私の下腹部に走った冷たい腹痛だった。

「今から30分間、絶対に動けない……もしここでトイレに行けば受験資格を失うかもしれない」という極限の恐怖が、私の脳裏を支配した。お昼に緊張を和らげるために飲んだ温かいココアが、最悪の形で胃腸を刺激し始めていた。

私はその日、高校の制服である紺色のブレザーにチェックスカート、黒のタイツを穿いていた。試験室の微弱な暖房の中、急激な腹痛の波が襲うたびに、全身に鳥肌が立ち、背中を冷たい汗が流れた。前髪が汗で額に張り付き、顔の血の気は完全に引いて真っ白になっていた。私は机の下で、両脚をこれ以上ないほどきつくクロスさせ、ローファーのつま先を床に押し付けてお尻の筋肉を極限まで締め上げた。シャーペンを握る右手は激しく震え、回答用紙に満足に文字が書けないほどだった。下腹部では腸壁がねじれるような激痛が交互に押し寄せ、括約筋にかかる圧力はすでに決壊寸前の水門のようになっていた。

静寂に包まれた試験室内で、少しでも音を立てれば周囲の受験生の迷惑になり、監督官の厳しい視線が集まる。この社会的な圧力が、私を椅子にしがみつかせていた。「お願いだから、あと15分耐えて。私の人生がかかっているんだ」。頭の中で必死の交渉と神への祈りを繰り返したが、便意の第三波は情赦なく私の括約筋を破壊しにかかってきた。下腹部の鈍痛があまりに激しく、腰を浮かせて座面にお尻を押し付けるようにしながら、なんとか漏れ出るのを阻止していた。

いつすべてが決壊して人生が終わるか分からない極限のスリルと、恥ずかしさで頭の芯がカッと熱くなり、耳鳴りがしていた。

リスニング試験の終了を告げるチャイムが鳴った瞬間、私は解答用紙の回収を待つ間も、背中を丸めて座席の上で小さく震えていた。回収が終わり、解散の指示が出た途端、私はカバンでお腹を隠すように抱え、内股のまま廊下のトイレへとよろめきながら走った。個室に駆け込み、温かい泥のような便が一気に解放された時の、全身の力が完全に抜けるような解放感。今でも英語の音声ガイダンスを聞くたび、あの時の冷や汗の感覚と、お尻の奥の激痛を思い出して胸がキュンとする。

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