満席の居酒屋忘年会
冷え込みが厳しい12月の夜9時前、賑やかな新宿の雑居ビルにある大衆居酒屋でのことだ。年末の忘年会シーズンで、狭い店内は仕事帰りのサラリーマンやOLたちで超満員となっており、大音量のコールや笑い声で溢れかえっていた。私は会社の飲み会に参加しており、ビールのジョッキを重ねていた。……その時、トイレへと続く狭い通路の近くで立ち往生している後輩の女子社員が目に入った。
年齢は23歳の新入社員。ベージュのタートルネックセーターに、上品なコーデュロイのタイトスカートを穿いていた。普段は大人しくて真面目な彼女だが、その時は明らかに普通ではなかった。
居酒屋のトイレは店内に一つしかなく、すでに女子トイレの前には3人ほどの長い列ができていた。彼女は列の最後尾に並びながら、両手でタイトスカートの裾を強く握りしめ、内ももを激しく擦り合わせるようにしてもじもじと身を捩っていた。ビールのアルコールと店内の混雑で、彼女の尿意は限界に達していたのだろう。額や鼻の頭にはじわりと冷や汗がにじみ、丁寧に仕上げられたメイクが浮き上がってテカり始めている。スカートの生地をギュッと掴む彼女の指先は震えており、必死に尿意の波を耐えているのが見て取れた。
彼女の膀胱はすでに臨界点を迎えているようで、列が進むたびに彼女はローファーの踵を小刻みに上下させ、両膝を限界まで内側に折り曲げていた。周囲の酔っ払いたちの騒ぎ声の中、早く自分の番が来ることを祈るように、時折きつく目を閉じ、涙を浮かべていた。「あと何分かかるんだろう……」という彼女の焦りが、スカートの激しい衣擦れの音から伝わってくる。
私はその様子から目が離せなくなり、心臓の鼓動がドクンと激しく脈打つのを感じた。普段は見せない彼女の極限の我慢の姿、そしてタイトスカート越しにもわかる太ももの緊張。見てはいけないものを見ているという背徳感で、頭の芯が熱くなり、喉が乾いて仕方がなかった。
ようやく彼女の番が来てトイレの個室に滑り込んだ瞬間、閉まったドアの向こうからかすかに衣類を脱ぐ音が聞こえてきた。その後の解放感に満ちた彼女の表情が忘れられない。今でも混雑した居酒屋のトイレの列を見るたび、あの時の彼女の限界の表情と、狭い通路に漂っていた切迫した空気感を思い出して興奮が蘇る。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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