排泄物語

遊園地の長蛇の列

投稿者: エピソード101-1502分で読めます閲覧 9343.8(8件)

陽射しが照りつける5月の午後1時過ぎ、私は大人気のテーマパークにいた。連休中の園内は家族連れやカップルで溢れかえっており、大人気のアトラクシンの前には「120分待ち」という気が遠くなるような長蛇の列ができていた。最初の異変は、列の中ほどまで進んだ頃、下腹部に走ったツンとするような軽い尿意だった。

「ここで列を抜けたら、これまでの1時間が無駄になる」という同行者への気兼ねと社会的なプレッシャーが、私を列に踏みとどまらせた。

私はその日、白いパフスリーブのブラウスに、タイトなハイウエストのギンガムチェックスカート、薄手のストッキングに歩きやすいローファーを合わせていた。髪はポニーテールに結び、リボンをつけていた。しかし、尿意の第二波が襲った瞬間、全身にじわりと冷や汗がにじみ、背中がベタつくのを感じた。強い日差しと緊張のせいで、せっかくのメイクが汗で流れ落ち、目尻のアイライナーが少し滲んでいた。列の中は前後左右を他のゲストに囲まれており、不自然な動きをすればすぐに気づかれてしまう。私はスカートのポケットの中で両手をきつく握りしめ、内ももを激しく擦り合わせるようにして脚をもじもじと動かした。

列が一歩進むたびに、ローファーの踵を交互に上下させ、膀胱への刺激を必死に誤魔化そうとした。しかし、尿意の波は容赦なく誤魔化しの利かない第三波へと拡大していく。括約筋はすでに限界値に達しており、まるで満水状態のダムが決壊する寸前のような激しい圧迫感が下腹部を襲っていた。同行の友人に「トイレ、大丈夫?」と聞かれたが、声を出すと同時にお尻の力が抜けてしまいそうで、ただ首を横に振るのが精一杯だった。恥ずかしさと、いつ決壊してもおかしくない極限のスリルに、頭の芯がカッと熱くなっていくのを感じていた。

列の最後、建物の中に入った瞬間、エアコンの冷気が私の膀胱を容赦なく冷やし、限界の限界を迎えた。

アトラクションの乗車口の直前で、私は耐えかねて友人に「もう無理!」と言い残し、列を非常口から飛び出した。しかし、走った衝撃で膀胱が激しく圧迫され、その場にうずくまりそうになりながら、内股を硬直させて近くの化粧室へ駆け込んだ。個室に滑り込み、全てを解放した瞬間の全身の力が抜けていく圧倒的な快感。今でも遊園地の賑やかな音楽を聴くたび、あの時の冷や汗の冷たさと、股の奥がキュンとすくむような恐怖を思い出す。

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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