秋のフラワーフェスティバル
秋晴れの爽やかな10月の午後2時前、郊外の広大な植物園で行われたフラワーフェスティバルでのことだ。カラフルな花々に囲まれた広場は多くの家族連れやカップルで賑わっており、屋外ステージからは陽気な音楽が聞こえていた。私はカメラを持って園内を散策していた。……その時、大花壇の陰にある案内板の前で立ちすくんでいる若い女性が目に入った。
年齢は20代前半の、ふらわーショップの店員らしいエプロンをつけた女性。薄手の白いタートルネックに、ベージュのタイトなロングチノスカート、そして茶色のモカシンを履いていた。髪はすっきりとポニーテールに結ばれ、花の香りのコサージュをつけていた。しかし、彼女の視線は案内図のトイレマークに固定されていた。
彼女はエプロンの上から、両手で股間のあたりをギュッと挟み込むようにして、もじもじと脚を動かしていた。周囲には多くの観光客がおり、すぐ近くの仮設トイレは長蛇の列で、なかなか順番が回りそうにない。その状況が彼女を焦らせていたのだろう。額には冷や汗の粒が浮き上がり、きれいに施されたメイクが汗で崩れ、涙目で眉を八の字に歪めていた。チノスカートのタイトな裾の中で、彼女は両腿をきつくすり合わせ、膝を内側に折り曲げて小刻みに震えていた。足元は落ち着きなく交互に爪先立ちになり、限界の尿意と戦っているのが明らかだった。
彼女の膀胱はすでに臨界点を迎えているようで、列が進むのを待つ間も、彼女は数歩歩いては立ち止まり、体を二つ折りにするようにしてお腹を抱え込んでいた。周囲の目を気にしながらも、恥ずかしそうに内股を擦り合わせる彼女の仕草は、強烈な背徳感を誘った。見てはいけないと思いつつも、彼女が波が来るたびに顔を赤くし、薄い唇を開けて「はぁ、はぁ」と荒い息を吐く様子から目が離せなかった。私の心臓はバクバクと激しく脈打ち、喉が乾いて仕方がなかった。
尿意の第三波が彼女を襲った。彼女はついに列の横の芝生の上でうずくまり、両手で股間を強く押さえ込んで小さく震えていた。
列の周囲の人々が心配そうに声をかける中、彼女は同僚の女性に抱きかかえられるようにして、ほとんど歩けないような内股のまま、植物園の管理事務所へと消えていった。今でも秋の草花の香りを嗅ぐたび、あの時の彼女の限界の表情と、園内に漂っていた切迫した空気感を思い出して興奮が蘇る。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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