排泄物語

深夜の地下書庫

投稿者: エピソード101-1502分で読めます閲覧 1,2463.9(10件)

静まり返った11月の夜11時過ぎ、私は勤務先の大規模なオフィスの地下2階にあるアーカイブ書庫にいた。コンクリート打ちっぱなしの広い書庫内はエアコンの暖房が効いておらず、湿った冷気が漂っていた。私は一人で過去の書累整理を行っていた。最初の異変は、スチール製の棚から重いバインダーを下ろした直後の、下腹部に走ったズキリとするような激しい腹痛だった。

「あと1箱整理すれば作業が終わる……終わったらすぐに上の階のトイレに行こう」と自分に言い聞かせたが、冷えた地下の空気が腸を容赦なく刺激し、便意は急激に加速していった。

私はその日、事務用の制服である白いブラウスに、ネイビーのタイトスカート、そして黒のストッキングとローヒールのパンプスを履いていた。髪はシンプルに後ろでクリップで留めていた。しかし、お腹を襲う激痛の波が強くなるにつれ、全身から冷や汗が噴き出し、タイトスカートの中がじっとりと濡れていくのを感じた。顔の血の気は完全に引き、冷や汗でメイクが流れて目元がにじんでいる。私は書庫の通路の真ん中で立ち止まり、両脚をこれ以上ないほどきつくクロスさせ、内ももをすり合わせるようにお尻の筋肉を限界まで引き締めた。

誰もいない深夜の地下書庫という物理的な孤立、そして上の階までエレベーターを使わなければトイレにたどり着けないという距離が、私を絶望させていた。「お願いだから、あと5分だけ待って」。下腹部で腸がゴロゴロと悲鳴をあげるたび、私はスチール棚に体を預け、両手でお腹を抱え込むようにして上体を丸めた。お尻の筋肉にかかる圧迫感はすでに決壊寸前の水門のようになっており、パンプスの踵がガタガタとコンクリートの床を叩いた。

誰も助けに来ない恐怖と、誰にも見られていないからこそいつ決壊するか分からない極限の我漫のスリルに、頭の芯がカッと熱くなっていくのを感じていた。

ようやく作業用の台を片付け、エレベーターに滑り込んだ瞬間、重力によって下腹部に強烈な痛みが走った。私はエレベーターの壁にすがりつき、涙目でお尻を押さえ、内股のまま上の階の女子トイレへと走り込んだ。個室の便座に座り、温かいものが一気に解放された瞬間の、脳が痺れるほどの圧倒的な解放感。今でも深夜の静かな書庫に入るたび、あの時の冷や汗の匂いと、壊れそうだったお尻の激痛を思い出して胸がキュンとする。

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