排泄物語

結婚式二次会の悲劇

投稿者: エピソード101-1502分で読めます閲覧 1,2573.7(9件)

肌寒い11月の夜9時前、私は友人の結婚式二次会が行われているお洒落なワインバルにいた。会場は新郎新婦を祝福する多くのゲストで満員であり、賑やかな音楽とアルコールの匂いで満ちていた。最初の異変は、主賓の長い挨拶を立って聞いている最中の、下腹部に走ったツンとするような尿意だった。

「挨拶が終わって、新郎新婦と乾杯するまでは席を外せない」という社会的なマナーとプレッシャーが、私をその場に縛り付けた。

私はその日、上品なネイビーのレースのパーティードレスに、薄手のストッキング、そして8センチヒールの黒いポインテッドトゥパンプスを履いていた。髪はプロの美容師にハーフアップに結んでもらい、気合いを入れたメイクを施していた。しかし、お祝いのシャンパンやワインを飲み過ぎていたせいか、尿意は急速に悪化していった。全身から冷たい汗が噴き出し、ドレスの背中が冷たくなっていくのを感じた。額ににじんだ汗でせっかくのメイクが浮き上がり、マスカラが少し滲んでいた。私は立ち話をしながら、ドレスの裾の中で両膝を限界までくっつけ、内ももを強く擦り合わせるようにして脚をもじもじと動かした。

周囲のゲストと「おめでとう!」と笑顔で話しつつも、頭の中は「あと何分で乾杯が終わる? トイレはどこ?」という計算だけで一杯だった。尿意の波はもはや限界を超える第三波に達しており、下腹部をギシギシと鋭い痛みが襲うたび、私はパンプスの爪先を床に強く押し当て、お尻の筋肉を硬直させて耐えた。声を出すたびに膀胱の緊張が緩みそうになり、笑顔が引きつるのを隠せなかった。

周囲の視線を気にしながら、いつ決壊してもおかしくない極限の限会状態に耐えるスリルに、頭の芯がカッと熱くなっていくのを感じていた。

ようやく乾杯の合図がかかった瞬間、私はグラスを置いて列を離れた。しかし、急に動いたことで膀胱が激しく圧迫され、一瞬その場で立ちすくんでしまう。両手でクラッチバッグをお腹の前に抱え込み、必死に内股を固めてすり足のまま、会場の奥の化粧室へ駆け込んだ。個室に滑り込み、全てを解放した瞬間の全身の力が抜けていくような圧倒的な解放感。今でもシャンパンの泡を見るたび、あの時の冷や汗の感覚と、股の奥がキュンとすくむ恐怖を思い出して胸がときめく。

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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