排泄物語

氷点下の流通倉庫

投稿者: エピソード101-1502分で読めます閲覧 7204.5(2件)

凍てつくような1月の午後3時過ぎ、私は郊外にある大規模な冷凍流通そーこの内部にいた。その日、私たちは期末の在庫棚卸し作業を行っており、室温がマイナス5度に保たれた極寒の庫内には、フォークリフトの走行音とパレットを運ぶ無機質な音が響いていた。最初の異変は、冷え切ったパレットから在庫を数え始めた直後の、下腹部に走った急激な腹痛だった。

「この列の棚卸しが終わるまでは席を外せない」という主任としての責任感と社会的プレッシャーが、私をその場に縛り付けた。

私はその日、会社の防寒作業着のズボンの下に、厚手の防寒タイツ、そしてスチール先芯入りの安全靴を履いていた。髪はすっきりと帽子の中にまとめていた。しかし、お腹を襲う激痛の波が強くなるにつれ、極寒の庫内にいるにもかかわらず全身から脂汗が噴き出し、背中がベタつくのを感じた。顔の血の気は完全に引き、冷や汗が目に入って激しくしみた。私は作業用のバインダーを抱えながら、安全靴の中で両脚をこれ以上ないほどきつくクロスさせ、内ももをすり合わせるようにお尻の筋肉を限界まで引き締めた。

極寒の冷凍倉庫という物理的な環境、そして作業を中断すれば他のメンバーの手が止まってしまうという重圧が私を追い詰めていた。「お願いだから、あと5分だけ待って」。下腹部で腸がゴロゴロと鳴るたび、私はラックに体を預け、両手でお腹を抱え込むようにして上体を丸めた。お尻の筋肉にかかる圧迫感はすでに決壊寸前の水門のようになっており、安全靴の踵がガタガタとコンクリートの床を叩いた。

誰も助けに来ない極寒の現場で、いつ決壊するか分からない極限の我漫のスリルに、頭の芯がカッと熱くなっていくのを感じていた。

ようやくこの列のカウントが終わり、私は「少し離れます」と伝えて庫外へ向かった。しかし、暖かい前室に入った瞬間、温度差で腸が急激に動き出し、下腹部に凄まじい衝撃が走る。私は腰を引いて両手でお腹を抱え、内股のまま事務所の女子トイレへと走り込んだ。個室の便座に座り、温かいものが一気に解放された瞬間の、脳が痺れるほどの圧倒的な解放感。今でも冷たい倉庫に入るたび、あの時の冷や汗の匂いと、壊れそうだったお尻の激痛を思い出して胸がキュンとする。

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