排泄物語

深夜のサーバー監視ルーム

投稿者: エピソード101-1502分で読めます閲覧 1,2124.3(11件)

静まり返った12月の深夜2時過ぎ、大手金融機関のデータセンター内にあるしすてむ監視ルームでのことだ。年に一度の大規模なシステム移行作業が行われており、室内はサーバーのファンの轟音と、モニターの青白い光が飛び交う張り詰めた空気に満ちていた。私は監視のサポートメンバーとして席についていた。……その時、隣のデスクでメインの監視モニターを注視していた先輩の女性エンジニアの様子がおかしいことに気づいた。

年齢は30代前半のリードエンジニア。知的な黒縁メガネをかけ、上品な黒のタイトスカートに、白いストレッチブラウス、黒のストッキングにパンプスを履いていた。髪は後ろでヘアクリップで留められていた。しかし、システムリリース直前の最も重要な時間帯に入った頃、彼女の様子が急変した。

デスクの椅子に座ったまま、彼女は両膝を限界までくっつけ、内ももを激しく擦り合わせるようにしてもじもじと身を捩り始めたのだ。リリース完了の判定が出るまでは誰一人の離脱も許されないという社会的な重圧が、彼女をその席に縛り付けていた。彼女の額や首筋には大粒の冷や汗がにじみ、メガネの奥で目が苦悶に歪み、唇をきつく噛み締めていた。冷や汗でブラウスが背中に張り付き、きれいに施されたメイクが浮き上がっている。

彼女は、急激な腹痛と猛烈な便意の波に襲われていた。監視ルームの静寂の中、腸の中でガスがゴロゴロと鳴るたび、彼女は手元のマニュアルでお腹を強く押さえ、お尻の筋肉を限界まで引き締めていた。時折「くっ……」と喉の奥で押し殺した吐息が漏れ、腰がわずかに浮いてお尻が突き出るような不自然な姿勢になっていた。足元はパンプスの踵を小刻みに上下させて震えていた。

私はその様子から目が離せなくなり、心臓の鼓動がドクンと激しく高鳴るのを感じた。普段は優秀で冷静沈着な彼女が、しすてむリリースの極限状態で便意に悶え、脚をきつく合わせて震える仕草。見てはいけないものを見ているという背徳感と堅張感で、手のひらに冷や汗がにじんだ。

リリース判定が無事に完了した瞬間、彼女は挨拶もそこそこに、マニュアルを持ったまま極端な内股のすり足のまま、監視ルームを飛び出して廊下の多目的トイレへと消えていった。今でもサーバー室のファンの音を聞くたび、あの時の彼女の限界の表情と、忘れられない極限の我慢の姿を思い出す。

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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