排泄物語

夏のラベンダー畑の写生会

投稿者: エピソード101-1502分で読めます閲覧 7974.0(6件)

蒸し暑い7月の午後1時過ぎ、北海道の広大なラベンダー畑で行われた大人の写生会でのことだ。一面の紫色の花々に囲まれた丘は多くの観光客で賑わっていたが、強い日差しとラベンダーの濃厚な香りが立ち込めていた。私は写真を撮影するために丘の斜面に立っていた。……その時、キャンばすの前に座って絵を描いていた女性画家の様子がおかしいことに気づいた。

年齢は30代前半の、麦わら帽子を被った女性。白いコットンのノースリーブブラウスに、タイトなデニムロングスカート、そしてサンダルを履いていた。髪はすっきりとポニーテールに結ばれていた。しかし、彼女の視線はラベンダーではなく、自身の足元に向けられていた。

彼女はデニムスカートの上から、両手でお腹のあたりを強く抱えるようにして、もじもじと腰を落としていた。一番近い公衆トイレまでは丘の斜面を5分以上歩かなければならず、観光客の視線がある開けた場所という過酷な状況が彼女を焦らせていた。額には脂汗がにじみ、強い日差しで赤くなった頬とは対照的に、顔全体は白く血の気が引いていた。薄い唇を強く噛み締め、時折「うぅ……」と喉の奥で押し殺した声を漏らし、お腹を抱えるように前かがみになっていた。

彼女は、急激な冷たい飲み物の摂取による猛烈な腹痛と便意に襲われていた。大勢の観光客の中で不自然な動きをすることへの羞恥心が、彼女をイーゼルの前に縛り付けていた。腸の中でガスがゴロゴロと鳴るたび、彼女はスカートの上からお尻を強く締め、括約筋を限界まで引き締めるようにして膝をガクガクと震わせていた。

私はその様子から目が離せなくなり、心臓の鼓動が激しく高鳴るのを感じた。普段は気品のある女性画家が、真夏のラベンダー畑で極限の便意に耐えながら、脚をきつくクロスさせる仕草。見てはいけないものを見ているという背徳感で、頭の芯が熱くなり、喉が乾いて仕方がなかった。

ついに耐えかねた彼女は、パレットを置いて「少し失礼します……」と震える声で伝え、腰を引いた極端な内股のまま、丘の上のレストハウスへと急いで歩いて去っていった。今でもラベンダーの香りを嗅ぐたび、あの時の彼女の限界の表情と、漂っていた切迫した空気感を思い出して興奮が蘇る。

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